レズビアンカップル

Hitotsubashi Outing Case
in 2015

​一橋アウティング事件を語り継ぐ

 
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 2015年の8月24日、ある学生の命が失われました。その学生は、法曹界での活躍を一心に夢み、しかし、同輩からのアウティングがきっかけとなり、一橋大学マーキュリータワーのベランダから身を投げることとなったゲイ学生でした。この事件には、志半ばで自死しなければならなかった彼の無念と、同時に、アウティングという行為がどれだけ危険な行為であるかを物語る痛ましい軌跡があったように思います。

 一橋アウティング事件から6年がたち、七回忌を迎えました。当時は学部1年生だった学生もすでに卒業し社会人となるような長い時間がたちました。しかし、一橋大学生はそういう事件があったことを消すことはできません。

 彼と彼が告白した学生、また大学関係者によって起きた一橋アウティング事件、そして彼の無念に涙を流し、性的マイノリティ当事者のための活動を学内外で行ってきた数名の活動家の想いを保存し、今後一橋大学で勉学に励む学生の精神の糧にしていってもらいたいという願いをもとに、大量の裁判記録にもとづき、このページを制作しました。

 このページが少しでも多くの方々の目に触れることを願っています。

2021年8月 LGBTQ+ Bridge Network

同じ性別男性カップル

LGBTとはLesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語であり、性的少数者の総称のひとつです。ただし、Intersex(身体の性が部分的に男女の典型的な特徴と一致しない人)やAsexual(アセクシャル、無性愛者)など、先の4つ以外にも多種多様なセクシュアリティが存在しています。

 

 アウティングとは、こうした性的少数者のセクシュアリティを本人の承諾なく、また意向に反した形で第三者に言いふらしたり、SNSに書き込むことです。一方、主体的に本人がセクシュアリティを伝えることをカミングアウトといいます。

LGBTとアウティング

To Know the Case

松中権 - 彼は僕だったかもしれない -

LGBTQ+活動家

松中権 - 彼は僕だったかもしれない -

LGBTQ+活動家

神谷悠一 - パワハラ防止法から -

LGBT法連合会事務局長

川口遼 - ジェンダー研究から -

東京都立大学子ども若者貧困研究センター特任助教

Book/Paper

・川口遼(2019)「世界の潮 一橋大学アウティング訴訟 : 大学側の不作為とは何だったのか」『世界』岩波書店,920号,pp.27-30

・松岡宗嗣(2021)『あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか』柏書房

​・砂川秀樹(2018)『カミングアウト』朝日新聞出版