「一橋大学内における性暴力及びセクシュアル/SOGIE[1]ハラスメント実態調査(以下本調査)」は、一橋大学における性暴力及びセクシュアルハラスメント・SOGIEハラスメントの状態を明らかにするための基礎資料を得ることを目的とし、2020年11月2日から2021年1月1日の期間で行いました。
調査の範囲は一橋大学に所属している全学生及び一橋大学に出入りしている他大学の学生で、回答はGoogle Formを使用し回収しました。
2017年に一橋大学社会学研究科によって実施された「2017年度一橋大学キャンパス内差別実態調査報告書」では学内のサークルや部活といったインフォーマルな課外活動環境のみならず、授業やゼミといったフォーマルな環境において差別・ハラスメントが横行している実態が報告されました。また、同調査によって、一橋大学における性暴力被害の存在も明らかになった。本調査は先の一橋大学キャンパス内差別実態調査によって明らかになった実態をさらに具体的に追求するためのものです。
調査実施団体は一橋大学学生サークルLGBTQ+ Bridge Network、一橋大学学生サークルBridge for Allの2団体です。LGBTQ+ Bridge Networkは学内のLGBTQ学生のサポートや学内におけるキャンペーンを実施している団体です。また、Bridge for Allは学内における性暴力廃絶を旗印として活動する学生サークルです。本調査は両団体協働で行われました。
本報告書では本調査で得た回答をもとに、一橋大学で横行する性暴力及びハラスメントの実態を報告します。ぜひご一読ください。
執筆・編集
一橋大学LGBTQ+ Bridge Network
一橋大学Bridge for All
内容問い合わせ
hitu.pride.student@gmail.com
[1] SOGIE(Sexual Orientation and Gender Identity/Expression)は、どの性に対して性的欲求や恋愛感情を抱くか、あるいは抱かないかに関する事柄(性的指向)、自らがなんの性であると認識するか、あるいはしないかに関する事柄(性自認)、どの性の表現をするか、あるいはしないかに関する事柄(性表現)のそれぞれの英語の頭文字をとったもの。
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